乳腺炎の原因は食べ物!肉と油はOK!授乳中の食事制限の嘘
- 一般的に乳腺炎にならないと言われる食べ物は?
- 一人目は玄米菜食、野菜たっぷりの味噌汁中心でも度々乳腺炎に
- 二人目から、お肉・油・乳製品をたっぷり食べても乳腺炎にならなかった!
- 母乳と乳児湿疹、アトピーの関係
- 重度のアトピーには、高タンパク・高カロリーな母乳が必要
- 玄米菜食育児と、糖質制限(MEC・ケトン・断糖肉食)育児、両方やった感想
一般的に乳腺炎にならないと言われる食べ物は?
本やインターネットで、母乳育児に良い食べ物を調べてみると、様々な意見が見つかりますよね。
私が一人目を母乳で育てた時のことですが、助産師さんの指導や、本には、和食を中心に、白米や玄米などのごはんと野菜たっぷりの味噌汁、おやつは果物などの自然な甘みをとありました。
乳腺炎の原因になる食べ物としてあげられていたのは、お肉・油物・乳製品でした。
特に脂質をとると、すぐに乳腺炎になるし、赤ちゃんの乳児湿疹もひどくなるから、絶対にとらないようにと言われていました。
しかし、一般的に乳腺炎を防ぐために良いとされる食べ物は、結果的に私には当てはまりませんでした。
一人目は玄米菜食、野菜たっぷりの味噌汁中心でも度々乳腺炎に
一人目は、長い不妊治療を経てやっと授かったこともあり、妊娠中から情報収集をしっかりして、絶対に完全母乳で育てると意気込んでいました。
産院を選ぶ際に、入院中から、乳腺炎の原因になりそうな食べ物を出さない病院を選んだほどです。
美味しそうなフレンチなどのフルコースや、お祝い膳が出る病院ではなく、母乳育児指導に力を入れている、玄米菜食中心の家庭的な料理が出される産院で出産しました。
産後すぐから、指導された通りの食事を続けていたこともあり、母乳の量は十分で、特にご飯などの炭水化物を食べると、おっぱいが張るのを体感していました。
しかし、少し疲れが出たり、授乳中も大丈夫とされるレシピのおやつを食べたり、母乳の供給量と、赤ちゃんの需要が一致しなかったりすると、度々乳腺炎になり、母乳育児推進で有名な助産師さんのところへ駆け込んでいました。
授乳中は、空腹感がすごく、沢山食べても体重は減るばかりで、油物・肉・乳製品を一切断っているのに、赤ちゃんの乳児湿疹がなかなか治まらず、寝不足と、体力の不足感でいつもフラフラでした。
二人目から、お肉・油・乳製品をたっぷり食べても乳腺炎にならなかった!
一人目は、アトピーの治療のこともあり、一才頃には自然と卒乳していました。
卒乳後、ずっと我慢していたお肉や脂質が食べられることが本当に嬉しく、日に日に体力が回復していくのを感じていました。
インターネットで糖質制限や、MEC食、ケトン食、断糖肉食などの食事法に出会い、思春期からの体調不良や、悩みの原因が炭水化物など、食べ物にあるのではないかと感じるようになりました。
糖質というと、スイーツや果物を想像される方が多いのかもしれませんが、日本では主食とされるご飯も炭水化物で糖質です。
妊娠・出産・授乳時にも、糖質制限が良いという意見の産婦人科の先生を見つけ、二人目は妊娠中からケトン代謝で過ごせるように心がけました。
一人目妊娠中は、妊娠初期から体重制限、後期はむくみで悩みましたが、二人目妊娠中は高タンパク・高脂質・低糖質な食事を心がけ、空腹感と戦わなくても、自然と体重が制限でき、むくみやふらつきなどの不快感も少なく、ストレスなく過ごせました。
出産のときは、お肉などのタンパク質中心の豪華な食事を出してくれるところを選び、出されたご飯などの糖質は家族に食べてもらい、おやつにチーズなどを持ち込みました。
一人目のときよりも、おっぱいが張る感じはあまりありませんでしたが、赤ちゃんが吸うと母乳が分泌され、痛みもなく、快適でした。
授乳中、糖質を一切断ち、少しの野菜と、たっぷりの肉やチーズ、ラードなどを摂取していましたが、一度も乳腺炎にはなりませんでした。
ケーキを食べると乳腺炎になるという意見をよくみかけますが、あれは生クリームが乳製品で、それが原因なのではなく、たっぷりと入った砂糖にあるのではないかと、個人的には思います。授乳中、糖質が入っていない飲み物に生クリームをいれたりしていましたが、乳腺炎にはなりませんでした。
母乳と乳児湿疹、アトピーの関係
一人目のときは、ご飯と野菜の味噌汁で作られた、サラサラおっぱいが美味しくて、乳児湿疹にもなりにくいと指導されていましたが、濃厚な母乳で育った二人目の方が、乳児湿疹も出ず、おっぱもよく飲み、起きているときは機嫌よく、夜はよく眠り、とても楽でした。
一人目と二人目の違いは、母親の食べ物の違いだけでなく、体質的なものもあるかもしれませんが、一般的に言われている母乳育児指導とは逆の結果を体験しました。
乳児湿疹からひどいアトピーになることもよくあるそうで、一人目は実際にアトピーになってしまいました。不幸中の幸いで、薬を使わないことで有名な小児科と皮膚科にかかることができたので、一歳になる頃には、アトピーだったとは思えないほど、ツルツル肌になることができました。
重度のアトピーには、高タンパク・高カロリーな母乳が必要
一人目を母乳で育てていた頃、赤ちゃんがひどいアトピーになってしまったのですが、私自身アトピー・脱ステロイドを経験しており、薬には頼れないと思っていました。
ステロイドを使わずに、アトピー治療の指導をしてくれる総合病院の皮膚科と、小児科にかかり、赤ちゃんを石鹸でしっかり洗ってはいけないことや、授乳中の母親の食事、離乳食の内容について色々と学びました。
重度のアトピーの場合、皮膚の再生などに沢山のタンパク質が必要になります。また、入院となってしまわないためにも、赤ちゃんの体重が増えることも重要で、母乳の場合は、お母さんがタンパク質をしっかり摂り、高タンパク・高カロリーな母乳を作ることが大切といわれました。
母乳が不足する場合は、ミルクを足すことで、足りないタンパクやカロリーを補うことも必要ですが、我が家の場合は色々な会社の哺乳瓶やミルクを試してみましたが、どうしても赤ちゃんがミルクを受け付けず、母乳と離乳食でタンパク質を補っていくことになりました。
玄米菜食中心の母乳指導を信じていた私は、しばらく戸惑いましたし、低月齢からの高タンパクの離乳食はアレルギーの原因にもなると聞いていたので、色々と不安でしたが、恐る恐る、病院の指導に従って、離乳食を進めていきました。
私の心配をよそに、息子は食物アレルギーを発症することなく、アトピーも順調に回復することができました。
玄米菜食育児と、糖質制限(MEC・ケトン・断糖肉食)育児、両方やった感想
個人的には、乳腺炎の原因となる食べ物は、ご飯や甘いものなどの糖質、糖質と脂質を一緒に摂る事ではないかと思います。
有名な母乳育児指導を受けて、母乳育児をしていた一人目のときは、乳腺炎や体力不足による体調不良、赤ちゃんの乳児湿疹からアトピー、満足感のない食事と空腹感など、色々な悩みがつきませんでした。
二人目は、炭水化物などの糖質を制限し、授乳中には絶対にダメといわれる、お肉や脂質をお腹いっぱい食べましたが、乳腺炎にもならず、赤ちゃんも生まれてからずっとツルツル肌で、楽しく育児ができました。
どちらの方法でも、全く何の問題も起きない親子がほとんどだからこそ、今までの母乳育児指導も有名になったのだとは思いますが、それが唯一の方法で、それだけが真実ではないということを感じました。
我が家の方法が、全てのお母さんと、赤ちゃんにあてはまるとは思いませんし、まだ少数派だとも感じでいますが、もしも、従来の方法でうまくいかないと悩んでいる場合は、今回紹介させて頂いた食事法などを、書籍やインターネットで調べて頂き、少しでも私の体験が誰かのお役に立てれば幸いです。
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