乳幼児のアトピー・湿疹はステロイドを使わない方が治る?薬は難治化の元
- アトピーは遺伝する?重度のアトピーの私から生まれた息子は?
- 新生児を石鹸でしっかり洗わないで!うちの子はそれで悪化
- アトピーは薬で抑えず、生活習慣を改善するのが一番の近道
- 乳児湿疹からアトピーになった息子も一歳までにはツルツルお肌に
- 一人で悩まず安心して相談できる場所を確保しましょう!
アトピーは遺伝する?重度のアトピーの私から生まれた息子は?
私自身は3歳ごろアトピーで、腕に包帯を巻き、毎日それを交換するのが日課でした。
母親は、はじめは薬を使ったそうですが、すぐに不信感を抱き、薬をやめ、脱ステロイドをしたそうです。そのお陰か、小学生になるまでにはアトピーだったとわからない程に綺麗に治っていました。
成人してから、手に湿疹ができ、ステロイドを塗ってしまったことをきっかけに、一気に全身にアトピーが再発してしまいました。仕事を辞めないために、病院に通い、一時的にと言われて塗りはじめた薬の強さは増すばかりで、そのことに恐怖を抱き、家族に相談して会社を辞め、脱ステロイドをしました。
脱ステロイドは1年くらいかかりましたが、数年たった今では、年々皮膚も強くなり、メイクもできますし、塩素の入ったプールにも入れます。再発の気配もありません。
入院中に様々なことを学び、こどものアトピーには絶対にステロイドは使わないと心に決めました。
そんな私から生まれた一人目の息子はどうだったかというと、乳児湿疹からはじまり、生後半年までは顔のアトピーがひどくで、慣れない人ならギョッとしてしまうような状態でした。
ですが、二人目の息子は乳児湿疹も少しもでずに、もちろんアトピーにもなりませんでした。
二人とも同じ両親から誕生しましたが、全く違う結果となりました。
兄弟でも、顔が違うように、体質も当然違います。それに加えて・・
この二人の違いは、生まれてすぐからのお世話の仕方にも、食事の内容にも大きな違いがあります。ですが、二人目のときに特別なケアをしたというわけではなく、むしろ手抜きと言えるかもしれません。
また、乳児湿疹の原因は、母乳の場合はお母さんが脂ものや肉を摂取することとも言われていますが、私の体験としては、脂質よりも糖分の方が問題だと感じています。
母乳育児の方は、関連記事も覗いてみてください。
乳腺炎の原因は食べ物!肉と油はOK!授乳中の食事制限の嘘 - mochibumi
アトピーは遺伝するというよりも、身体の不調が肌に出やすい、または肌が弱いという性質は遺伝するのかもしれませんが、生活を改善することで、何の問題もなく過ごせるようになるという風に思うようになりました。
新生児を石鹸でしっかり洗わないで!うちの子はそれで悪化
私は長男を出産した産院では、赤ちゃんは石鹸を使ってしっかり洗う、乳児湿疹や脂漏性の湿疹が顔に出ているときは、特に念入りに洗うと良くなると指導されました。
また、乾燥肌の子は特にお風呂上りにしっかり保湿することで、アトピーを防ぐことができるという意見も、育児情報誌などで見かけました。
言われた通りにしっかり洗えば洗うほど、息子の顔の湿疹はどんどん悪化していきました。
一ヶ月健診の時にはステロイドをすすめられましたが、塗ってはいけないとわかっていたので拒否しました。
自分の体験から、乳幼児の湿疹、アトピーは自然治癒力にまかせるしかないとわかっていましたが、どんどん悪化する様子に不安でたまらず、自分が入院していた病院に、息子を連れていきました。
そこで、洗いすぎだということを指摘されました。もちろん石鹸が残らないようにしっかりすすいでいましたが、毎日石鹸を使うことで大事な皮膚の脂を落としてしまっていると教わりました。
二人目を出産後は、一人目のときの教訓を活かして、家では石鹸を一切つかいませんでした。一人目よりも汗かきで、あせもができやすく、エアコンを使わないとあせもが少し出たりしましたが、お風呂はお湯で洗うだけを続けていると、長男のときのようにアトピーになることはありませんでした。
しっかり石鹸で洗ったあとに、保湿することの矛盾
産院や、育児雑誌にはしっかり石鹸で洗ってから、保湿剤でしっかり保湿というふうに言われていますが、自分の肌から出る天然の皮脂をしっかり落として、人工のベビーオイルや、天然とはいえ他の物から抽出した油分を補うのは矛盾していると思います。
お風呂は、あくまで外部からの汚れを落とし、皮脂の量を調整するくらいでよいのではないかと思います。そうすると、ちょうど良い量の皮脂を分泌できるようになるのではないでしょうか。大人でも最近は湯シャンなどが広がりはじめていますよね。
アトピーの会で知り合ったお母さんの中には、赤ちゃんがお湯でもカサカサになってしまう体質で、ほとんどお風呂に入れておらず、おしりなどをお湯ですすぐだけという方もいました。
私もそれには驚きましたが、赤ちゃんは無臭で、お肌もツルツル、本当に不思議です。そこまでは、なかなかできませんし、赤ちゃんの体質にもよると思いますが、洗いすぎは良くないと改めて感じました。
アトピーは薬で抑えず、生活習慣を改善するのが一番の近道
アトピーの原因は様々な意見が出ていますし、まだはっきりしていませんが、何か原因があるからこそ炎症がおきているのであって、その炎症を薬で抑えても、原因が取り除かれない限りなかなか良くならず、お薬と長い付き合いになってしまうことが多いです。
一度薬を塗ってしまうと、薬の害も出てきますし、薬をやめるときには、離脱症状・リバンウンドという、一時的に悪化する状態を耐える期間が出てきます。
乳幼児のアトピーに薬を使ってしまい、大人になってからも薬を使い続けることになってしまってる方も沢山います。もちろん医師は一時的にとすすめてきますが、治らないから仕方ないと、長期化しますし、薬の強さも上がっていきます。
薬で抑えられるなら、良いのでは?と思われるかもしれませんが、ステロイドで完全に痒みや痛みがなくなるまで抑えられることは少なく、外見もステロイドで抑えている場合はアトピーだとわかることが多く、女性の場合はメイクなども難しく、私自身もすごく辛い思いをしました。
食生活や、生活リズム、ストレスなどを改善することが、根本的な治療になりますし、小さな子どもの場合は、健やかな成長や丈夫な体作りにも繋がります。
乳児湿疹からアトピーになった息子も一歳までにはツルツルお肌に
マニュアル通りにしっかり石鹸を使ったり、市販の糖分たっぷりの離乳食を与えてしまったり、今思えば後悔することも沢山ある一人目の育児ですが、そんな息子も一才になるまでには、アトピーだったと気付かれないほど綺麗な肌になりました。
今でも、お風呂では足など、汚れてしまったときにしか石鹸は使わず、シャンプーもお湯で流すのみですが、シャンプーでゴシゴシ洗っていたときよりも、汗臭くなりにくくなりましたし、乾燥肌で悩むこともありません。
冬の乾燥する季節もお風呂上りにしっかり保湿などしなくても大丈夫です。
ただ、祖父母の家に遊びにいって、お菓子を大量に食べてしまったときなどは、すこしブツブツができてしまったりします。
そういう場合も、甘いものを控え、手作りのご飯を食べさせていると、2、3日で綺麗に治ります。
ですが、私が育った家庭のように、スーパーに行くたびに添加物、糖分たっぷりのお菓子を買い与えるようなことをしたら、悪化するかもしれないとは感じます。
おやつは、自然の美味しいものをあげるようにして、大人の都合で甘いもので誤魔化さない代わりに、しっかりと他に楽しい体験をさせてあげるように心掛けています。
一人で悩まず安心して相談できる場所を確保しましょう!
薬を使わなくても必ず治る。自然治癒力を邪魔しないようにするのが一番の治療だ。と、どんなに強くいわれても、全く反対の意見の医師もいますし、そんなステロイドをすすめる、専門家といわれる人におどかされると不安になって当然だと思います。
可愛いわが子が、痛みと痒みで苦しんでいる姿をみているのは、本当に辛いことでした。そんな時には、同じ境遇にママや、信頼できる医師に相談するのがオススメです。
私が、長男のアトピーで悩んでいた時に、すごくお世話になった小児科の先生のブログと、アトピー育児中のママやパパが集まる会などのリンクを下に貼らせて頂きます。
体験談なども、参考になりますので是非覗いてみてください!
関連記事