貧血予備軍不妊症?意外な不妊の原因とは?フェリチン値を検査しよう

不妊治療の血液検査や、子宮卵管造営検査、ヒューナーテストなどで異常無しと診断されたのにもかかわらず、タイミング法などでなかなか妊娠できなかったり、せっかく妊娠しても、化学的流産を繰り返してしまうと、原因が判明していないだけに対処法がわからず、不安と焦りで押しつぶされそうになってしまいますよね。

 

そんな原因不明の不妊症といわれるケースの、不妊の原因が、貧血予備軍、潜在性鉄欠乏と判明することが増えてきています。

 

今回は、不妊症と貧血、フェリチン値の関係性や、フェリチン値が低い状態での妊娠のリスクなどを紹介させて頂きます。

 

この記事の内容

 

病院で貧血ではないと言われても、鉄分不足の可能性が・・・

産婦人科や不妊治療で行われる、一般的な血液検査では、ヘモグロビンの数値が足りているために、貧血と診断されない場合でも、消化器内科や内科でさらに詳しく、フェリチンの値まで調べると、体内の鉄分が不足していることが判明することがあります。

 

 

ヘモグロビンの値が不足していなくても、フェリチン値(貯蔵鉄)が30以下だと、疲れやすい、イライラするなど、体の不調を感じる人も多いといわれています。

 

 

妊娠・出産の際に理想的だとされるフェリチン値は100~150ng/mlで、最低でも50ngは必要といわれています。

 

元々フェリチン値が一ケタや30以下などの低い状態の方が、サプリメントや食生活などで、フェリチン値が40~50に改善すると、若返ったように感じたり、体調の改善を実感するケースが多いようです。

 

フェリチン値40以下での妊娠のリスクとは?

海外では、妊娠する際に、フェリチンの値が最低でも50は必要とされていますが、それ以下のフェリチンの値で不妊治療や妊娠した場合に考えられるリスクは次のようにいわれています。

 

 

アメリカの不妊治療現場では、フェリチン値が40ng/ml以下では、着床不全、早産、流産のリスクが高くなると言われ、少なくとも40ng/ml以上になるまでは、妊娠しにくいと考えられています。

 

体外受精、人工授精などをしても、妊娠しにくいケースのほとんどが、フェリチン値が非常に低値を示していることが報告されています。鉄分を十分にとると、流産予防の他、うつ病やパニック障害の改善にもつながります。

引用元 妊娠しやすい身体作り | 中村漢方堂薬品店

不妊症も本人にとっては、精神的にも肉体的にも負担が大きいものですが、やっと妊娠検査薬で陽性反応を見ることができたのにもがかかわらず、生理が来てしまう化学的流産や、エコーで胎のうを確認した後の流産の悲しみも、本当に耐えがたいできごとですよね。

 

妊娠初期の流産は医学的処置ではどうにもできないことも多く、不安を抱えながら経過を待つしかないので、少しでもそのリスクや不安を軽減できる方法があるのなら、妊娠前から備えておきたいですね。

 

妊活中のサプリメントや、食生活では葉酸ばかりが注目されがちですが、フェリチンの値をあげる食生活やサプリメントも今後は注目されていくのではないでしょうか。

 

フェリチン値を上げる食生活

f:id:huwa0529:20161102064049j:plain

あまりにフェリチンの値が低い場合は栄養状態の改善に力をいれている病院にかかり、血液検査で数値をチェックしながら、サプリメントなどを利用することが良いケースが多いですが、普段の食生活でも、フェリチン値を上げることにつながる選択をしていくことは大切です。

鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類にわけられ、吸収率やどんな食品に含まれているかに大きな違いがあります。

ヘム鉄は、レバーや卵黄、あさりや赤みの牛肉などの動物性の食品に多く含まれ、吸収率が高く10パーセントから20パーセントと言われてます。

一方、非ヘム鉄はプルーンやココア、ひじきなどの植物性の食品に多く含まれ、吸収率は1パーセントから6パーセントと言われており、吸収率としてはヘム鉄よりも低い値となっています。

 

吸収率の面から考えても、動物性の食品に多く含まれるヘム鉄を摂取するのがオススメなのですが、さらに、動物性の食品には鉄分の吸収をする上で、大切な栄養分が含まれています。

 

食品やサプリメントから鉄分を吸収するには、胃腸や胃液、腸液がしっかりと働いていることが必要です。

 

それらの材料となるタンパク質やビタミンB群は、肉や魚、卵などの動物性の食品に多く含まれています。それらを積極的に摂取することにより、消化器官の働きを高め、より効率良く鉄分を吸収できるようになります。

 

では、野菜などの植物性の食品は全く必要でないかというと、そうではありません。

鉄分の吸収率を上げる栄養素である、ビタミンCは植物性の食品にも多く含まれています。

鉄分を効率良く摂取するためには、タンパク質+ビタミンB群+ビタミンCが重要なのです。

さらに、フェリチンの値を高くするためには糖質を制限することをオススメします。

意外かもしれませんが、糖質を制限することは栄養不足を改善する上でとても重要です。

ケーキやお菓子などの甘いもの、うどんやパンなどに多く含まれる、糖分・糖質を代謝するためには、多くのビタミンB群が消費されてしまいます。

ビタミンB群が不足すると、鉄分の吸収する際に大切な胃腸の機能が損なわれてしまいがちです。せっかく鉄分を摂取しても、大量の糖質を摂取してしまうと、結果的に鉄分不足は改善されないままとなってしまいます。

引用元 育児ストレスの原因は隠れ貧血?発散やストレスチェックの前に血液検査 

 

関連・人気記事

 

mochibun.hatenablog.com

 

 

mochibun.hatenablog.com

 

 

mochibun.hatenablog.com